日本支援対話学会(ADSJ)再始動のご案内

Written By: admin

学会員・賛助会員の皆様へ

平素より一般社団法人日本支援対話学会(ADSJ)の活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

このたび、本会は学会誌『支援対話研究』第10号の刊行を一区切りとして、研究活動及び運営体制の見直しを行い、新たな活動体制へ移行することといたしました。

本書では、その概要をご案内するとともに、今後のADSJへの参加方法についてご案内いたします。

支援対話学への移行

本会は2011年の創設以来、コーチングをはじめとする支援実践の研究に取り組んできました。しかし15年にわたる研究と実践の蓄積を通じて、本会が向き合うべき対象はコーチングという個別技法ではなく、「支援」という社会現象そのものであるとの認識に至りました。

今後は、支援の成立条件、支援と支配の境界、教育、非営利組織、マネジメント、地域活動など、支援をめぐる多様な社会現象を研究対象としていきます。

私たちは、社会の中に埋もれた問いを発見し、その問いを知へと変換し、さらに社会をより良く探究するための行動を発見することを目指しています。

なぜ今、支援対話学なのか

近年、医療、福祉、教育、キャリア支援、コーチング、非営利組織、地域活動など、社会のさまざまな領域において「支援」という営みが拡大しています。

その一方で、支援を受けることへの抵抗感、過剰な介入、価値観の押し付け、支援依存など、支援そのものに関わる課題も顕在化しています。教育学は教育を研究し、福祉学は福祉を研究し、心理学は心理を研究します。しかし、それらに共通して存在する「支援そのもの」を研究対象とする学問領域は、必ずしも明確ではありません。

本会は、この現代社会において拡大する「支援」という現象そのものを研究対象として捉え、その可能性と限界を探究するため、支援対話学(Supportive Dialogue Studies)の研究を進めています。

シンクタンク(独立研究機関)としての活動

本会は学会としての機能を維持しつつ、研究成果を社会へ還元するシンクタンク(独立研究機関)としての活動を強化してまいります。企業、教育、医療・福祉、非営利組織、行政、地域活動など、さまざまな現場で活動する実践家とともに研究活動を進めていきます。

また、本会では学会員の皆様からの研究テーマの御提案も受け付けています。教育、非営利組織、マネジメント、地域活動、支援実践などの現場で生じている問いや課題について、「研究として検討してほしいテーマ」がありましたらぜひお寄せください。

本会は、社会の中に埋もれた問いを発見し知へと変換することを重要な役割のひとつと考えています。

学会誌刊行方式の変更

本会では、完成した学会誌を年1回刊行する方式から、研究成果を順次共有する方式へ移行します。

今後は、執筆・査読・編集を経た研究成果をオンラインで順次公開し、年度末にそれらをまとめた学会誌『支援対話研究』を刊行します。

これに伴い、従来の冊子版学会誌の郵送は終了いたします。

なお、賛助会員の皆様には、年度末に刊行する合冊版を送付いたします。

学術顧問制度の廃止

本会ではこれまで学術顧問制度を設けておりましたが、本制度は廃止いたしました。

今後は特定の権威による学術的担保ではなく、査読制度及び研究成果の公開を通じて研究の質を担保してまいります。

AI査読制度の導入

第10号は、本会がAI査読制度を本格的に導入した最初の学会誌となります。

本会のAI査読は、研究者の代替を目的とするものではありません。より迅速で支援的な査読を実現し、研究成果の質向上を支援することを目的としています。

本会では、

・AIによる一次査読
・人間による二次査読
・編集委員会による掲載判断

という新たな査読体制を整備し、その実践を進めています。

現在進行中の研究活動

本会では現在、支援対話学を中心とした研究活動を進めています。

既に以下の原稿が完成し、11号掲載に向けた編集・査読作業が進行しています。

・『社会生態学から支援対話学へ』
・『支援対話士とは何か』
・『なぜ「哲学する」は「哲学を学ぶ」になったのか』
・『ドラッカー教育思想の構造』

今後も毎月1本程度のペースで新たな研究成果を追加していく予定です。

学会員は、これらの執筆・査読・編集中の研究成果を会員限定で閲覧することができます。

今後の参加方法について

本会では、今後の活動への参加方法として、以下の区分を設けています。

学会員

研究活動に参加する基本会員です。

学会誌への投稿、査読制度の利用、研究活動及び研究員制度への参加、会員限定研究成果の閲覧などを行うことができます。また、学会員は、自ら研究を行うだけでなく、研究課題や社会課題を提案することができます。

年会費:5,000円

賛助会員

本会の活動を財政的に支援する個人及び法人のための会員制度です。

年度末に刊行する学会誌『支援対話研究』合冊版を送付いたします。

年会費:一口50,000円

ADSJニュースレター登録

本会の研究活動や研究成果に関する情報を無料で受け取ることができます。

今後のご希望について

本会では、新体制移行に伴い、今後の活動への参加希望を確認しております。

以下のいずれかをお選びいただき、下部、WEBフォームよりご回答ください。

□ 学会員として参加する

□ 賛助会員として参加する

□ ニュースレター登録のみ希望する

□ 登録を解除する

※登録内容に変更がある場合には、恐れ入りますが、通信欄に変更内容をご連絡ください。

私たちは、社会の中に埋もれた問いを発見し、その問いを知へと変換し、さらに社会をより良く探究するための行動を発見する研究活動を進めています。その探究はまだ始まったばかりです。しかし、支援が社会のあらゆる領域に浸透しつつある現代において、その成立条件と限界を探究する学問の必要性は今後ますます高まるものと考えています。

今後とも、日本支援対話学会(ADSJ)へのご支援とご参加をよろしくお願い申し上げます。

2026年7月吉日

一般社団法人日本支援対話学会
代表理事 原口佳典

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